年収1千万の町 Blackwater

Overseas

どーも、今回はオーストラリアで最近急に注目を浴びているBlackwaterという町について紹介したいと思います。Blackwaterはcentral Queenslandに位置し、人口は4000人の小さな町です。町には、タイレストラン、マクド、ピザハット、サブウェイ、レッドルースター、パブ、ベーカリー、Woolworths(食材買うとこ)くらいしかありません、しかもこのWoolworths、噂ではオーストラリアで唯一の日曜日定休日と言われています(あくまで噂)。他には、ジム2つ、ゴルフクラブ、スイミングプール、美容院、病院くらいの最低限の生活はできるくらいが揃った、全て徒歩圏内のこじんまりした町で、フィジーの生活を思い出させてくれます。

そんな小さな町のblackwater、実は住民の8−9割が年収1000千万円を超えています。$100,000は日本円で710万くらい。(2020年5月30日現在)

この町の何がそんな特別なのか、なぜみんなそんな稼いでいるのか紹介していきます。

炭鉱で有名な町

オーストラリアは鉱業がまだ割と盛んで、炭鉱はオーストラリアでは一番盛んな鉱業です。ちなみに1番の輸出国は昔から日本がトップ、次いでヨーロッパ、インド、韓国、台湾。(僕も来るまで何も知らなかったです)

また石炭はオーストラリアで一番大きなエネルギー資源であり、40%を占めていて、そのうちの75%は、電力の供給に使われています。次いでオイル(34%)、ガス(22%)。

ちょっと変わった仕事時間と移動

勤務時間に関して、1日10−12時間労働で、シフトは7 days on 7days off, 5days on 4days off, 2days on 1day offなど変わったシフトが多くまた、夜勤と昼勤の大体2つに分かれます。

miningで働く人の多くは、FIFO (Fly In Fly Out)と言って、働く時だけその場所に来て、休みの時は別の家に飛行機や車で戻るなどの生活をしている人が多いです。なぜなら紹介したように、町には何もなく、学校も小中一貫と高、一つずつしかありません。そのため家族は別のところで暮らしている人も多いです。

引くほど高い時給

オーストラリアの鉱業(mining)で働く人はたくさんいて、職種もめちゃくちゃ多いです。その中でいくつかメインのクリニックによく来る業種を紹介していきたいと思います。

1、Cleaner

実際のmining siteで掃除をする人で、実際にminingの仕事をするわけではありませんが時給は大体$30~、週に関しては自分でどれだけ働くか選べると思います。

2、Driller’s Assistant

miningで働き始める人はここを通過する人も多いと思います、肉体労働で大体時給は$30くらい、週5−6の1日10−12時間で1日$300~$360で週約$1500~$1800、1ヶ月は$6000~$7200くらいだと思います。

3、Truck Driver (Truck operator)

トラックを運転する人で、鉱石や砂をトラックを使って運ぶ仕事です。トラックの運転免許が必要ですが、時給はおよそ$50−60、大体週7で一日10−12時間シフトで1日$500~$720、一週間で$3500~$5040、1ヶ月なら$7000から$10,080(週14日勤務のため)。

4、Diesel Fitter

鉱石を運ぶための電車やトラックを直す人、つまりは電車やトラックのメカニックですね、専門職のため時給は大体$70、1日$700-$840で月なら$9800~$11760(同じく週14日勤務)。

5、Train Driver

鉱石を積んだ電車を運転する人、時給$66(blackwaterでは)、1日約10時間労働で$660、一週間で$4620、月では$9240くらいです。

6、Supervisor

いうたら現場監督みたいなものですね、週5で週末休みが基本で、年収は$150,000~$200,000(月$12,500~$16,666)です。

意外に多い女性の理由!?

miningって汚くなるし、肉体労働だし、ほぼ男性だけかと思っていました。が来てみて思ったのは、若い女性意外と多い! 1番の理由はお金です、何かやりたいことがしたい、家を買いたいなど理由は様々ですが結構若い女の人多いです。また離婚率も高く、第二の人生を探し求めて来る人も少なくはないです。これは、僕の患者さんから聞いた話ですが、miningに来る人は浮気や不倫をしてる人もかなり多いとか。。家族が離れて住んでたり、やることないから暇つぶしだったり。。。

日本との繋がり

実際、来るまで何も情報がなく知りもしなかった場所ですが来てみて意外に日本との繋がりがあることに気付きました(アジア人は1−2人しかみたことありません)。

Japanese Garden

歩いていて気付いたのですが、日本の庭園が町の中に! 石炭を日本に輸出している関係で建てられたらしいです。初めは岩手の藤沢市と友好都市関係を結んでいたのですが、市の合併等を含め岩手県の一関市と今は友好関係です。

Blackwater Japanese Garden

藤沢市と友好関係にあった証拠がこの家です。

必須科目の日本語

Year5、6(9−11歳)では日本語の勉強は必須科目で、その後勉強を続けるかは選択になるそうです。

交換留学

毎年blackwaterと一関で生徒を交換留学として送り合っているそうです。昔日本に交換留学生としてホームステイをした経験などを実際に聞きました。

空手道場

また隣町のEmeraldとも友好関係で、Emeraldには空手道場があり、昔は日本人の方が教えていたそうです。

何もない町ですが人が優しく、気候もいい、なんとなく日本人にとって身近に感じるとこですが、観光地とかでは全くないです。笑

See you later!

Comments

  1. […] どーも、昨日の夜に明らかに明らかになった小さな町に起こっている衝撃的なニュースですが、僕が現在住んでいるblackwaterという4000人後からコロナによる死者が出ました。このblackwaterという町については今後紹介します。 […]

  2. […] 前回、blackwaterという町の紹介でも上げましたがオーストラリアのメインのエネルギー源は石炭です。Blackwaterで取れた石炭は、石炭用の電車でRockhamptonまで運ばれます。オーストラリアの半分近くのエネルギーは石炭から作られ、発電所の多くはこの町の近くに多くあります。一番大きいのはGladstone Power Stationです。 […]

  3. […] […]

  4. […] […]

  5. […] 僕の中でのメルボルンは住みやすい都市からは少し離れました。一般的に見ればメルボルンは住みやすい都市です。しかし過去2年間のコロナの影響で、世界で一番長いロックダウンの記録をしたくらいここ2年間は住みやすかったとは決して言えません。他の都市に移った人、自分の国へ帰った人もたくさんいます。確かに住みやすいですが、上に挙げた項目は自分で料理するやコーヒーを作るなどすればいいだけです。ロックダウン中は特にテイクアウトしかできないなど、メルボルンのいいとこが味わえませんでした。僕自身、クイーンズランドのブラックウォーターという場所に住んだこともあり最低限の物しかない生活で不自由ないことを実感しました。人が多いということはいいことでもありますが、その分交通量が多くなったり、家の価格が上がったり、仕事の競合も多くなります(全部メルボルンで起こっていること)。実際にメルボルンは人や交通量が多いから住むのは嫌で少し離れたところに引っ越したっていう人もよく会うようになりました。オーストラリアに限らず自分が何を優先するかでどこに住むかも変わると思います。 […]

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