海外でスポーツをするーより良い機会を求めてー

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野球ではメジャーリーグ、サッカーではプレミアやヨーロッパのチームなどトップアスリートはより高いレベルでプレーするために海外に挑戦する選手は増えています。これは、トップアスリートに限らず様々なレベルで活躍するアスリートに言えます。今回は、皆さんの知らない海外でプレーすることで得られるもの、また大変なことなどを僕自身の経験を交えて紹介していきます。

なぜ海外でプレーするのか?

そもそもなぜ日本ではなく海外でプレーするのか? 一つはより高いレベルでいい条件のもとでプレーしたいというのはあると思います。僕が海外であった選手の多くは、自分がどれだけ出来るか挑戦したい、日本では得られない機会が海外にはある、待遇がいいなどが多くの選手の動機でした。また、シンプルに自分の好きなスポーツができるというのも一つの理由に挙がられると思います。

セミプロもしくはプロリーグでプレーできる

海外でセミプロやプロクラスのリーグでプレーできることもあります。日本では得られなかった高いレベルでプレーすることが海外ではできる可能性があります。これは、海外では日本人の様なプレーをする選手が少なく価値があると思われることや、実力があっても運がなかった選手などが海外に行って活躍できるケースがあるからです。

セミプロでももらえる給料

自分がプレーすることによって給料がもらえる。ここは一番大きいところになると思います。オーストラリアのサッカーでは4部でも1試合プレーする毎にお金をもらえるところがあります。年俸制ではなく、プレーするごとにに発生するお金にはなりますがモチベーションにはなります。逆に、結果が出ないと契約を切られることも当たり前のように起こります。僕の知っているセミプロ野球選手は月給制で家も支給されるという高待遇の選手もいました。

新しいチャンスが訪れる

海外のチームや人にとって初めは、ただの日本人がチームに来たという感じだと思いますが、一緒にプレーや時間を過ごす中で「こいつは結果を出す」や「期待に応えてくれる」という信頼を得ることができた場合、今後のもっといい機会やより高いレベルやチームでのプレー、待遇がよくなったりします。

知らない土地、話せない言語でプレーすることは当たり前ですが、苦労も付き纏います。いいことも多くありますが、海外でプレーするにあたって考慮に入れておくこともあります。

言語の壁

プレー中のコミュニケーション、練習内容の説明、戦術、監督からの指示など全てその国の言語で行われます。また相手がどういうプレーを得意としているかなどに関しても理解するのに時間はかかります。身振り手振りで教えてくれる選手もいますが、細かいニュアンスなどは理解しにくかったり、試合中の声かけなども慣れるまでは苦労するかと思います。

チームとの契約

セミプロでもチームとの契約になりますので、思ったようなプレーができない、結果が出ない場合は契約が切られることも普通にあります。初めの契約に至るまでもなかなかうまくいかない選手も中にはいます。また、現地の選手であっても、家族と一緒に移住したのに2週間で契約を切られたなどそういう選手もいるので、お金をもらってプレーすることがどういうことか理解しておく必要があります。

練習時間

これはメリットにもデメリットにもなりますが、練習時間や日数が日本に比べて少ないこともしばしばあります。またセミプロだとそれだけで生計を立てるのが難しく、他に仕事をしている選手がほとんどです。そのため、練習時間外で集まって自主練習などは少ないと考えておいた方がいいかもしれません。

人間関係

家族と移住するならまだしも、1人で移住する場合知り合いや友達がいないということも多いと思います。もちろん友達はできますし、チームメイトもいますが、孤独を感じることも少なくないと思います。

個人的な話

そもそも僕はスポーツをするために、海外に行ったわけではありませんがオーストラリアでラクロスを4年間、野球チームにも少しの間だけ所属していました。マイナースポーツほどプレーすることで給料は出ませんが、日本ではできないいい機会になります。ラクロスで言えばアメリカのNCAA Division 1の大学でプレーしていた選手と一緒にプレーできることも多く、日本ではない様な経験ができます。

本当にやりたいことであれば、挑戦してみてはどうですか?

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