メルボルンは世界一住みやすい都市なのか考えるー個人的な意見ー

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Looking across the Yarra river from Southbank to the city of Melbourne

個人的な意見であり、感じ方や価値観は人それぞれなので自分に合う合わないあると思います。一意見としてご覧になって頂ければいいかなと思います。

メルボルンに住んで3−4年くらいが経ちます。僕自身、アデレードのある南オーストラリア州とクイーンズランドに1年ちょっとずつくらい住んでいました。旅行ではゴールドコースト、ケアンズ、シドニー、そして今の仕事場はジーロングと色んなとこに行ったのでその比較からの意見です。そもそもなぜこのようなことを考えるようになったかというと、「なんでメルボルンに来たの」っていう会話に仕事の時になるからです。今まではコーヒーの勉強、小さい街に飽きたとか適当に言っていましたが、よく考えたらなんでメルボルン選んだのかなって考えることが多くなりました。個人的な視点から良い点、悪い点を挙げ、僕がメルボルンが住みやすい街なのかどうかそして個人的にどう思っているのかを最後に書きます。

メルボルンのいいとこ

1、色んなバックグラウンドの人がいる

ここで言うバックグラウンドは人種がメインですが、仕事のバックグラウンドにも当てはまると思います。小さな都市や地域ではなかなか味わえないような点になります。小さな街ではローカルの人が多かったり、他国の人はいても多くはありません。この環境に慣れている大都市の人は他国の人や文化にも寛容です。

2、色んな国の食事や文化を味わえる

1の続きになりますが、色んな国の人がいる=その国の文化を味わえる。それが直接その人からか、レストランやフェスティバルか手段は色々ありますが、一般的にその国の人が多い=その国の人に対して需要があるからレストランやお店が多いって感じだと思います。メルボルンでは、Box hillは中国人が多くて有名ですがアジアかなって言うくらい中華料理やアジアのお店が多いです。Springvaleはベトナム人が多くて有名で、美味しいベトナム料理を食べたければSpringvaleに行けって言うくらいです。

3、公共交通機関が整っている

大きな都市のいいところですが、公共交通機関が整っており車がなくてもやっていけないこともないです。もちろん車があった方が便利ですが、みんなが車が持つことによってデメリットにもなります。これについては後で述べます。オーストラリアの公共交通機関は割と時間通りです。多少の誤差はもちろんあります。バスでも電車でも電光掲示板があるところは何分で来るか知らせてくれるので遅れているのかどうかは確認することができます。

4、仕事の求人が多い

大きな都市に行けば、求職者も多いかもですが労働者を求めている会社や職場も多いです。特に今はコロナの影響でどの職種も労働者を欲している状況です。そしてオーストラリアの最低賃金は2022年の1月現在$20.33で日本円で1684円です。そして多国籍な分、仕事に必要な英語力も地方に比べるとそこまで高くない気がします。

5、コーヒー文化が盛ん

これはオプションですがコーヒーのレベルは高いです。もちろんカフェもピンキリですが全体的に美味しいコーヒーは多いと思います。本当にコーヒーにこだわると入るカフェもだいぶ限られてきます。メルボルンではカフェでお客さんとバリスタとのコーヒーの味に対しての会話もよく見かけます。

6、お店が開いてる日が多い

メルボルンのお店が閉まる時って、クリスマス、ニューイヤー、イースターとかくらいです。アデレードとかは祝日はショッピングセンターは閉まってたり、Blackwaterに関しては毎週日曜は空いてません。日曜、祝日しか買い物する時間がない人にとってはかなり不便です。

7、虫が少ない

虫が嫌な人って多いですよね? 夏になるとハエが多くなるのはオーストラリアあるあるですが、Gとかヘビ、クモなども田舎に行くと多くなります。Blackwaterではハエ、G、ヘビ、クモ、カエル、ヤモリなどよく見ました。特に蛇はどの種類が有毒でどの種類が無毒か僕はわからないのでかなり気をつけてました。メルボルンでもハエやG、クモは良く見ますが他の地域で比じゃないくらい多いとこもあります。

8、教育機関の選択肢も多い

メルボルンは大学や教育機関も多く選択の幅が広いのも特徴です。やりたいコースがない場合は移動しないと行けませんが、入学で困ってもコースの選択に困ることはないでしょう。これは大学に限らず、語学の勉強や専門的な勉強にも当てはまると思います。

メルボルンの良くない点

1、交通量が多い

車を運転しなければ気にならないかもしれませんが、渋滞すると結構大変です。公共交通機関が整っているとはいえ、運転した方が早く目的地に着くので車を運転する人は多いです。また車で子供の送り迎えをする人も多いので、学校の始まりと終わる時間は混みがちです。

2、人が多い

メルボルンから他の都市に移動した人の多くは人の多さや忙しいライフスタイルから変えたいという理由を挙げます。小さな街で育った人は特に人混みや密集が好きではないという人が多い印象です。人や車が多いが故に駐車場が見つけられないということもよくあります。

3、自分の生活でいっぱい

これは他の都市に住んで感じたことで、今の職場のGeelongでもみんな口を揃えて言いますが、小さい街の方がいい人が多いです。いい人と言うのは、他人に優しい、穏やか、寛容みたいな感じです。小さい街に行くと近所付き合いも多く、周りの人と挨拶や触れ合う機会も割と多くあります。一方メルボルンでは、近所さんのことを知らない、挨拶もしない、運転が洗いなど割と自分のことでいっぱいになっている人が多い印象です。

4、家賃が高い

メルボルンやシドニーの家の値段が高いのは割と有名です。僕が以前住んでたGlen Waverleyという地域は都市部から車で30分ですが、いい小中高学校があるので家の値段の平均は1億円を超えます。家を借りるにしてもハウスシェアで$700~、アパートを借りると$1200~が月にかかるイメージです。

5、世界で最もロックダウンをした都市

メルボルンはコロナが蔓延してから262日のロックダウンをしました。ロックダウンは、5k見城の行動制限、食料と医療品の買い物、外での運動、必須な職業、ワクチン摂取以外は外に出れません。友達と会うことや美容院、ジム、プールなども禁止です。多くの職種が仕事出来ずに、自国に帰った人や他の都市に移動した人もいます。これを経験した人はメルボルンを嫌いになった人も多いと思います。

僕の考える一般的な意見

他にも選択の基準は家賃の高さや昆虫が多いか笑、とか多くあると思いますが一般的にはメルボルンはかなり住みやすいです。なぜなら

  • 色んな国の人がいるから多文化に慣れていて寛容
  • 色んな文化に触れられる、食事の選択肢も多い
  • 休日でもお店がやっている(他の都市は休日は開いてないこともある)
  • 学校や大学の選択肢も多い
  • コーヒーが美味しい
  • 公共交通機関も整っていてほぼ不自由ない

なので今年は順位を落としましたが一般的には住みやすい都市だと思います。

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今メルボルンについてどう思っているか

僕の中でのメルボルンは住みやすい都市からは少し離れました。一般的に見ればメルボルンは住みやすい都市です。しかし過去2年間のコロナの影響で、世界で一番長いロックダウンの記録をしたくらいここ2年間は住みやすかったとは決して言えません。他の都市に移った人、自分の国へ帰った人もたくさんいます。確かに住みやすいですが、上に挙げた項目は自分で料理するやコーヒーを作るなどすればいいだけです。ロックダウン中は特にテイクアウトしかできないなど、メルボルンのいいとこが味わえませんでした。僕自身、クイーンズランドのブラックウォーターという場所に住んだこともあり最低限の物しかない生活で不自由ないことを実感しました。人が多いということはいいことでもありますが、その分交通量が多くなったり、家の価格が上がったり、仕事の競合も多くなります(全部メルボルンで起こっていること)。実際にメルボルンは人や交通量が多いから住むのは嫌で少し離れたところに引っ越したっていう人もよく会うようになりました。オーストラリアに限らず自分が何を優先するかでどこに住むかも変わると思います。

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